田村音恩 - 2004年1月21日生まれ、静岡県沼津市出身。東京を拠点に活動する学生写真家。12年間シンガポールで育ち、現在は東京でデジタルおよびフィルムカメラを用いた写真と映像制作を中心に活動。日常の光や記憶、繊細な感情を捉えるソフトなモノクロ作品を製作している。
作品は日々の中にある静けさや時間の流れ、見過ごされがちな風景を主題とし、継続と変化の物語を映し出す。その作風は、瞬間の儚さや自然光の表情に目を向ける内省的な視覚表現が特徴。代表作には、都市における孤独を見つめたシリーズ『Tokyo Lonely』(2024)や、列車の旅を通じて心の移ろいと風景の変化を記録した『Wandering Train』(2024)。
東京・原宿のデザインフェスタギャラリーや三軒茶屋の世田谷パブリックシアターでのグループ展に参加。また、東京で開催された「三茶de大道芸」や「第10回 二子玉川ハートアートストリート」にも写真撮影ボランティアとして参加。